文系の夫

文系は作者の気持ちでも考えとくわ


文系は作者の気持ちでも考えとくわ

まだ見ぬ息子への余り有り難がられない投資

 さいきん、ひょんなことから中学入試を控えた小学生に受験勉強を教える機会があり、約 20 年振りに、「国語、算数、理科、社会」しています。私は中学入試を経験しましたので「強くてニューゲーム」なのですが、大学院までの専門は五教科に分類するなら英語ですので、最強(であるはず)の教科は全く使えません。

 

 全教科を教えるのですが、中学入試の算数という独自の小宇宙(つるかめ算ニュートン算、、、)や、大人なら知らないと恥ずかしい「常識」の範疇の漢字・慣用句が出題される国語、大学入試では有り得ないボリュームの時事問題が出題される社会や、大人ならば知っておきたい身近な科学現象をテーマに作問されている理科などは、純粋に興味深いというのが率直な感想です。

 タイトルについて、どうしてこういうことになったかというと、私が、私が卒業した中学校の過去問を購入したからです(amazon 速い!)。昨晩の奥との会話で…

  • 息子(仮)や娘(仮)には中学受験をさせたい
  • 私の実家は地方都市のため、私の父母の面倒を自分たちで見るのは大変である
  • 息子(仮)を父(仮)と同じ私立中学校に入学させて、私の実家に常駐させれば良い

という話になり、こうしてまだ影も形もない、まだ見ぬ、まだ物言わぬ息子(仮)は、13 歳からの 6 年間を客先常駐する運命となったわけです。地方とは言え、一応は進学校でですので、受験勉強と祖父母の健康状態の報告の二つを彼の責務に設定することが、かなり軽いノリで決定しました。

 私の母校は、建学理念からして根っからの男子校で、共学にする必要性も特になさそうなので、子供が生まれても娘であれば計画自体が頓挫しますが、突拍子もないアイデアですので、実現性は度外視しています。

 私の実家は、地方…というかド田舎で観光資源が豊かですので、一度しか行ったことのない奥がかなり気に入っているということが、この悪巫山戯的大プロジェクトをキックオフしてしまった最大の要因だと思っています。私の記憶が劣化していなければ、三者面談は年に 2 回ありますので、奥は年に 2 回の公認バカンスが可能という訳です。

 そんなにトントン拍子にコトが運ぶとは思っていませんが、もし仮に、計画が実行・達成された場合、息子(仮)が高校を卒業する頃には祖父母(私の両親)は 80 歳近くになっています。息子には大学進学で、両親には私の目の届く範囲にいさせるために、それぞれ「上京」して貰えれば、というのが青写真です。

 

 家族経営は難しいですね。今回の計画はかなりばかみたいなものですが、何も考えないよりはずっとマシだったと思っています。全部は無理でも、家族の成果物が熟慮したり努力したりした結果として、家族全員が受け容れられる物であるよう、マネジャーとなる私が色々と考えることは無駄ではないのかなと思います。